夏秋期日本一のかすみ草の産地

夏秋期日本一のかすみ草の産地 昭和村

~そよ風が育んだ昭和村のかすみ草~
地中海沿岸を原産とする宿根かすみ草は「そよ風が育てる」とも言われ、夏季冷涼な気候を好んで生育します。 ここ昭和村は高冷地。夏でも涼しい環境はそよ風を運び、初夏から晩秋にかけて「満天の星」を思わせる無数の花々を咲かせます。

かすみ草の構成

「宿根かすみ草」にはいろんな種類があります。
昭和村では、アルタイル、ベールスターなどが中心となります。 その他、季節の商材として「オミナエシ」等が生産されています。
特にかすみ草は、栽培面積、出荷量夏秋期日本一を誇ります。

全国へむけて

関東、関西方面を中心に、北は仙台、南は沖縄まで全国29の市場へ出荷されています。
年間の出荷量は430万本になります。(2020年数値)

環境に優しい自然エネルギーの活用

雪の冷熱を利用した農林水産物集出荷貯蔵施設

かすみ草を集荷、貯蔵、出荷する施設が今年も6月から稼動を始めました。
かすみ草栽培面積、出荷量夏秋期日本一の本村は6月から11月頃まで出荷をします。
この施設では、生産農家から集荷されたかすみ草を最適な温度と湿度で貯蔵し全国へ出荷します。

農林水産物集出荷貯蔵施設の全景
雪貯蔵庫への雪入れ作業

本村は特別豪雪地帯に指定され冬期間は2m近くの雪が積もる地域です。
この施設はその「雪」という環境にやさしい自然エネルギーを活用し、かすみ草の鮮度保持高品質化を図るため2004年に完成しました。

通称「雪室(ゆきむろ)」と呼んでおり、鉄骨造平屋建延べ床面積1,200㎡で予冷庫は4庫あり、合計で約2,000箱のかすみ草が貯蔵できます。
そのうちの1庫は開花調整機能を備えています。 他には日持ち試験のできる自主検査室も完備しています。

雪の貯蔵庫には10トントラックで約300台分の雪が入ります。 毎年2月中旬に大型の除雪機械で雪を搬入します。

昭和村農林水産物集出荷貯蔵施設
〒968-0102 福島県大沼郡昭和村大字野尻字根際地内
TEL:0241-58-1212 / FAX:0241-58-1210
(管理者:JA会津よつば ※在駐期間毎年6月~11月)

かすみ草栽培で農林水産大臣賞受賞

かすみ草栽培に関連して昭和村では現在まで様々な農業賞を受賞しています。
栽培技術や経営の優秀さはもちろんのこと、かすみ草栽培を通じた土地利用型農業の取組や地域振興に対する取組について評価がされています。
これらの受賞は生産者のみならず、昭和村全体の活性化につながる励みになっています。

かすみ草生産組織など

JA会津よつばかすみ草部会

JA会津よつば昭和支店内
TEL:0241-57-3111

昭和村花き振興協議会

生産者組織間の調整、情報交換、技術研修など
TEL:0241-57-2117 FAX:0241-57-3044
〒968-0103 福島県大沼郡昭和村大字下中津川字下中津川字中島652
昭和村役場 産業係内

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