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「からむんバス」が11月1日にプレ運行開始

AI(人工知能)が運行経路や乗り合いを判断し、効率的な運行へ

 

 福島県昭和村(昭和村長:舟木幸一)は、AIオンデマンドバス「からむんバス」のプレ運行を令和5年11月1日より開始します。オンデマンドモビリティサービス事業「シティMobi」を展開する株式会社建設技術研究所(代表取締役社長 中村 哲己)と連携し、村内における新たな公共交通としてのオンデマンド型乗り合い移動サービス「からむんバス」を運行開始します。

 本サービスは、国・デジタル田園都市国家構想交付金デジタル実装タイプマイナンバーカード利用横展開事例創出型の採択を受けており、スタート時点では、電話での予約受付のみとなりますが、ウェブ予約開始時点では、マイナンバーカードに紐づくデジタルIDアプリによる認証機能の搭載により、本人確認作業の簡略化や割引情報の登録を実施するなど、マイナンバーカードの活用や過疎地域における公共交通確保の全国のモデルケースとなり、横展開を目指す移動サービスです。

運行開始に至った背景

 

本村における移動を取り巻く環境は、利便性が高いとは言い難く、隣接自治体とを結ぶ、2方面1日3往復だけのバスなどとなっており、高齢になっても運転免許を返納しづらい状況でした。また、本村を訪れる観光客の方も、いずれかの交通手段に合わせる必要があり、村内を周遊したいといったニーズや経済効果も期待できない状況となっておりました。

 そこで、これらの社会課題を解決するために、利用者の需要に応じたオンデマンド型移動サービスを運行し、住民の日常生活を支え、いつまでもすべての世代が安心して暮らせる地域、持続可能な公共交通網の実現を目指すため、サービスの開始に至りました。

本取り組みだからこそ実現すること

 

「からむんバス」は、利用者の予約によって運行するため、乗降客がいない状態で運行するいわゆる「空車バス」の運行をすることなく、運行時間内であれば、隣接する公共交通などとの連携も可能となります。何より、運行時間内であれば、利用者の要望に応じた移動が可能となり、いわゆる交通弱者の救済策としても利用可能な画期的なサービスです。年度内には、電話以外の受付も開始することで、時間や場所に捉われることなく予約が可能となり、割引区分の判定などもマイナンバーカードの情報等に基づいて行うことが可能となります。

 ※令和5年度中は、無料運行。令和6年度より有料本運行を行う予定です。

 昭和村は、これからも積極的にデジタル技術を活用し、あらゆる場面で村民の生活をよりよい方向に変革し、「先端的過疎へ挑戦」していくことを目指しています。

【からむんバスに関すること】    昭和村総務課総務係    TEL:0241-57-2111
【村のデジタル施策に関すること】昭和村総務課企画創生係  TEL:0241-42-7717

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