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雪が固まって
歩けるっ!走れるっ!
ウェブサイトのリニューアルにあたり、ディレクションを担当してくれた「たまさん」、昭和村に長期滞在し村の魅力を探りながら、冬にはチームの仲間を呼んで追い込みの合宿。
そんな中で雪国の遊びに少しだけ触れた様子をご紹介。
- らいふいずぐっど たまさん
- 昭和村ウェブサイトオウンドメディア化事業のディレクション担当。
カフェ松屋の大福が大好物。昭和村には住んでないけど、昭和村をこっそり応援中。
趣味は、コーヒー。自ら焙煎も手がける。
2度目の昭和村へ
昨年(2020年)、秋以来の昭和村へ。
チームメンバーを引き連れて昭和村を訪れたのは2月の末。 先週は大雪だったらしく、昭和村への玄関口、国道400号・舟鼻峠には、雪の壁が!
長靴は持ってきていたのですが、履き替えていなかったので、スニーカーです(笑
決して、雪国昭和村を甘く見ていた訳ではありません!
昨年の滞在時には、田舎暮らし体験住宅を利用させていただきましたが、自炊に苦戦したり、役場の担当者Yさんに謎のピザを食べさせられたので、今回は、民宿へ。
こっ、こめ(米)がうまい。
前回訪問時は、気づきません(すみません、昭和村のお米食べませんでした。)でしたが、白米がうまい。
うん、んまいっ! チームメンバーの陸くんも、漫画みたいにほっぺにご飯粒つけながら、ご飯を頬張ります。
この日のおかずは、麻婆豆腐。山椒が効いていてご飯がススムくん。
それもそのはず、昭和村は、上流に生活圏がないために、水が超絶キレイなんです。 田んぼには、沢水や山水が流れ込むところもあれば、河川から水を引いているところもありますが、いずれも生活排水が流れ込まないので、超絶キレイ。ちなみに、下水道の普及率もほぼ100%とのことです。
これも、米、あれも米!
お宿の娘さんが、パンを作っているとのことで、おやつにいただきましたが、なんとこれも米!
しかも、米を製粉する米粉じゃなくて、生米から、パンを作っているんだそう!
詳しい作り方は、企業秘密ということなので、教えてもらえませんでしたが、年々消費量が落ち込むお米の活路になるかもなんて妄想していまいます!
なにより、米と言われなければ全く気づきません!そして、普通に美味い。 もう、ヨダレが止まりません。
あっちゅーまの、かまくらづくり!
さて、今回の目的の一つでもある、一風変わったワーケーション体験。
かまくらで仕事ができるとのことで、言われるがまま、作業を手伝います。
人生で初めての「かまくらづくり」。
除雪機で、かまくらの設置スペースの除雪が始まりました。
何やら、クリーム色の物体が登場し、エンジン音とともに、空気が送り込まれて膨らんでいきます。
なんと、これ。かまくら専用のバルーンだそうで、その名も『かまくらくん』
これを使って、周囲に除雪機で雪を集めながら固めていくんだそう。
かまくら職人のYさんが、絶妙なアクセルワークで、雪を投雪してくれます。
最後は、上の方が見えないとのことで、除雪機の上に乗りながら確認してます。カッコいい。
途中バルーンと雪の間に長靴を嵌めながらも、2時間半弱で作業が終了。 作業の全容をタイムラプスで。
空がキレーですね〜(笑
雪を踏み固めながら、かたちを整えて…最後に入り口部分を掘ります。
ででーん!
完成です!
この日の日中の気温は、ちょうど0度。
かまくらの内部は、風がないので、体感温度は高め。
お宿のWi-Fiも届いて、仕事で普通にできちゃいます!大好きなコーヒーを片手に、Slackで業務連絡。
今回つくった「かまくら」は、ワーケーション仕様とのことで、外には、雪のスタンディングデスク付き。チームメンバー内で、スタンディングの方が作業に集中できるとのことで最近流行っています。(大好きなキャラメル○―ンで、増量しすぎて、減量中ってのは、秘密です。)
ちなみに、夜の雰囲気は、こんな感じです。映えるー、俺。
お夜食にいただいた、パンを食べながら、月夜を眺めてみます。映えるー。笑
雪が固まっている!歩ける!
冬の昭和村を訪れて、驚いたことがもう一つ。
雪の上を普通に、歩けるんです!
聞いてみたところ、2月下旬からは、天候が比較的よくなるので、雪が溶けては固まり、溶けては固まりを繰り返すそう。
そうすると、「固雪(カタユキ)」と呼ばれる現象が起きて、日中に気温が高くなる前であれば、雪の上を歩いたり走ったりできるそうです。
過去に北海道・札幌に住んでいたことはありますが、雪の上を歩ったり走ったりできるとは知りませんでした!
雪がフカフカのうちに、除雪がされていない場所をいく場合には、かんじきやスノーシューという魔法の道具を使って雪の上を歩くんだそう。
雪ざらし
そして、この時期ならではの、昭和村の風景があるとのことで教えていただいたのが、「雪ざらし」
昭和村では、古くから「からむし」と呼ばれる植物の栽培が続いており、「からむし織」という伝統的工芸品にも指定された織物があります。
また、「からむし織体験生制度(通称:織姫制度)」と呼ばれるからむし織の栽培から織りまでの一連の工程と山村生活を体験するプログラムもあり、平成6年の事業開始から来村された方は120名以上!とのこと。
「雪ざらし」は、手間暇かけて織り上げた「からむし織」を雪と太陽の力を利用して「白く・しなやかに」する工程だそうで、今では2月末のイベントの時にしか見ることはできないそうです。
残念ながら、今年は、新型コロナウイルスの影響で、イベント事態が中止となってしまいましたが、いつか絶対に生で見て、自然のパワーを感じたいと思います。
それでは、最後にチームメンバー揃って、L・I・Gの決めポーズ。
秋・冬と訪れた際に、お世話になった昭和村のみなさん、ありがとうございました!また遊びに行きます!
昭和村からのお願い
※新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、PCR検査の実施、マスクの着用、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保などを徹底しております。来村の際には、特段のご配慮をお願いいたします。